パソコンには必ず入れておいてほしいウィルス対策ソフト。パソコンの起動中は常駐して、ウィルスが外部から入ってこないか監視をしてくれる優れものです。
しかし、常駐するため、パソコンへの負荷が大きく、パフォーマンスが損なわれるものも少なくありません。パソコンの安全を確保するためのソフトなのに、パソコン動作が不安定になったら、本末転倒ですよね。
その辺も含めて、ウィルス対策ソフトの選び方をご紹介します。
●セキュリティソフトとウィルス対策ソフトの違い
ウィルス対策ソフトは、その名の通り、ウィルスを駆除するためのソフトです。
それに対して、セキュリティソフト(総合セキュリティソフト)とは、ウィルス駆除だけでなく、スパイウェア監視や強固なファイヤーウォール機能をそなえたソフトになります。
しかし、実はVista以降のWindowsは自身が強固なファイヤーウォール機能と、ディフェンダーというスパイウェア対策機能を持っています。よって、総合セキュリティソフトを入れて、動作が重くなるのであれば、ウィルス対策ソフトのみをインストールして、パソコンを軽くしておくこともひとつの手です。
XP以前のWindowsは、ファイヤーウォールが弱く、スパイウェア対策機能が付帯していないため、総合セキュリティソフトの導入をお勧めします。
One Microsoft Way / TechFlash Todd
●マイクロソフトが配布するMSEで十分?
ウィルス対策ソフト・セキュリティソフトは有料で購入しなくても、実は無料版が多く出回っています。無料版は信用できるのか?と思われるかもしれませんが、いま流行の「フリー戦略」のもと、一部のユーザーが上位機能付の有料版を購入することで、全体をカバーしているため、性能に問題はありません。
それと、Windowsを開発しているマイクロソフト自身が、マイクロソフト・セキュリティ・エッセンシャル(MSE)という、無料の総合セキュリティソフトを配布しています。
これをインストールしておけば、あえて有料版を購入する必要はないと思います。
●ウィルス対策ソフトには「相性問題」がある
ウィルス対策ソフトには、相性問題があるのです。当方で色々なウィルス対策ソフトをインストールして検証したところ、パソコンによって、正常に動くソフトと動かないソフトがあることが判明しました。
つまり、ウィルス対策ソフトは「利用するパソコンにインストールしてみないと、正常に動くかどうかはわからない」ということです。
ウィルス対策ソフトを販売する会社も、その辺のことは承知しているようです。ほとんどのソフトは、「一ヶ月ぐらいの無料お試し」ができるようになっています。
●お勧めのウィルス対策ソフト
・NOD32 アンチウィルスソフト
私がメインパソコンにインストールしているアンチウィルスソフトです。OSはVistaなのでこれで十分です。動作が軽くて、本当に常駐して監視してくれているのか、不安になるほどです。2005年の価格コムにウィルスが仕掛けられた事件で、唯一ウィルスをキャッチできたソフトとして世に広く知られました。
・マイクロソフト・セキュリティ・エッセンシャル(MSE)
マイクロソフトが無料で配布している、総合セキュリティソフトです。動作の重さが気になるようでしたら、上記のNOD32をお勧めします。ファイヤーウォール・アンチスパイウェア機能が弱いXPにはピッタリだと思います。
・avast(アバスト)
無料のアンチウィルスソフトです。ウチのXPパソコンでは、動作が重くなってしまいましたが、Vistaパソコンでは問題なく動作しています。
・ノートンインターネットセキュリティ、ウィルスバスター
、マカフィー
上記ソフトでうまく動かない場合は、有料のウィルス対策大手のソフトを利用してみても良いでしょう。快適に動いて安全を確保できるのであれば、いくらお金がかかろうとも、それに変わるものはありません。
最終更新日:2010.5.31 | トラックバック(0) | ビジネス便利ネタ
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