スケジュール管理が得意だという方は、少ないと思います。
サラリーマンにとって、スケジュール管理は最も重要です。なぜなら、ほとんどの仕事には「納期」があるからです。
スケジュール管理ができないと、残業をなくすことはできません。われわれが目指す「金持ちへの道」を極めるには、避けては通れない難関です。
●仕事は早まることはない
人はなぜ、スケジューリングが不得意なのでしょうか?
課題設定力UPで述べたように、課題は複数の課題に分割して行います。
すると、「ある課題1を終わらせないと、課題2に取り掛かれない」という従属関係が発生します。
上流の業務が遅れると、下流の業務のスタートが遅れます。
では、上流の業務が早く終わってしまった場合はどうでしょう?
おそらく、下流の業務のスタートを早めることはないでしょう。スケジュール通りに下流をスタートさせるはずです?
夏休みの宿題を8月の終わりに慌ててやった経験は誰にでもあるでしょう。人間は、余裕ができると、仕事の速度を下げてしまいます。
「仕事のスピードアップ」は後工程に伝達されず、「仕事の遅れ」だけが後ろに伝達されるのです。
●クリティカルパス
スケジュールには「それが終わらないと次に進めない工程」があります。それらをつなぎ合わせたものは「クリティカル・パス」と呼ばれています。
「クリティカルパス」が遅れないよう、行程管理を徹底することが、スケジュール管理のすべてといえます。
ではどうしたら、クリティカルパスを遅れないように進めることができるのでしょう?
●バッファ管理
普通、スケジュールには、遅れを吸収するためのバッファ(余裕)を入れます。
ところが、上記の例からも明らかなように、人はこのバッファをすべて使い切ろうします。
そこで、バッファは、スケジュールの途中に点々と入れるのではなく、スケジュールの一番最後(納期日の前)にまとめて入れます。
そうすれば、途中でバッファを浪費することはなくなります。
ゴールに近づくほど、細かい問題に追われるものです。納期前にバッファを入れることは、この細かい問題に対応する時間を確保する意味でも、理にかなっています。
スケジュール管理は、ガンチャート(項目ごとに日程の矢印を入れた簡単な図)で十分です。
クリティカルパスがどこかを見極めることが重要です。
●バックアップ策
もうひとつ、スケジューリングで重要なことがあります。
それはバックアップ策です。
バックアップ策とは、メインが何かのトラブルで実行不可となってしまった時のための、緊急対応策です。本命計画と平行して、必ず走らせておく必要があります。
無駄になるかもしれませんが、メインがポシャって全てがダメになるよりはマシです。
バックアップ策の検討は、自由が利く場合が多いですので、自分の実力を伸ばしたり、次の仕事のタネになる場合が多いです。
しかし、サラリーマンはみんな忙しくて、バックアップ策まで手を回している暇がないでしょう。
もしバイトさんを使えるのであれば、彼らに指示して進めてもらっておいても良いでしょう。
「秘密作戦」と説明すれば、きっと生き生きやってくれるはずです。

※部品Aの設計、製作がクリティカル・パス。この製作が遅れると、他の部品が間に合ってもスケジュール全体が遅れる。
最終更新日:2010.5.31 | トラックバック(0) | 論理的思考のすすめ
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全力チーターです。
なぜ、スケジュール通りに仕事をすることが苦手なのでしょうか?
・・・ 上流の作業が早く終わっても、後の作業開始を早めないからだ・・・
バッファを浪費する。
うう、耳が痛いです。
最近は、直ぐやる。即やるということを心がけていますが、やはりスケジューリング・計画が大切ですね。